2008年12月9日火曜日

モッタイナイ人生劇場


















何年か前のこと、しばらく入院をした事がある。
経験した方ならお分かりだろうが、と〜っても退屈である。入院が決まった時は、誕生以来の出来事なので、 看護婦さんは、やさしいだろうか? やはり、深夜、幽霊とかでるんだろうか? などと、わずかばかりのワクワク感もあったが、現実は、な〜んのことはない つまらないだけである。

そんななか、いつも朝、表の喫煙所へ向かう中途に車椅子のばぁちゃんに出くわした。ばぁちゃんは、「おい、ちぃと、煙草のとこまで押さんかい。」と、当たり前の様に、僕を給仕の如く扱った。普段なら腹も立とうが、なんだか僕は、このばあさんが、憎めなかった。 
その内にいろんな話を互いにする様になり、まるで祖母と孫みたいな関係になっていった。
祖母を知らずに育った僕と、どうやら若いうちに息子を亡くしたらしいばあさんとは、丁度、重なる接点があったのだろうと思う。
何日かして、ある日ぱたりと、ばあさんを見かけなくなった。退院でもしたのかな?と、いつも喫煙所にたむろするメンバーに訊ねたら、なんでも、軽い肺炎になったかなんかで、病棟が、変わったらしかった。

しばらく、会えないな、だいたい煙草吸い過ぎだよ・・・ばあさん。

僕の退院が、翌週に決まり皆に報告しに行くと、その中のひとりがぽつりと言った。
「最後にあんたに逢えて、あのばあさんも 幸せだったと思うよ・・・。」

その晩は、なかなか寝付けなかったけど、お腹が減ってきて、自販機の菓子パンを夜中にこっそり食べた。
言葉にすれば、「悲しい」「辛い」
でも、人間はそれでも、腹も減れば、排泄もするし、眠くもなる。
  ああ、生きるってこういうことなんだな〜と、あらためて実感したのである。

さあ、心気臭い話は、このへんにして、
今日は、うちとしては、めずらしくこういったモノを紹介します。
メディアなんかでも取り上げられているレアックさんの 携帯型食べ残し持ち帰り容器「MOTTAINAI/DOGGY BAG」です。

正直言うと、僕は、モッタイナイって言葉、あまり好きじゃありません。
特に、今は不景気だからといって、あれを買うのは、モッタイナイ、これを買うのはモッタイナイ・・・。そんな事、考えたり悩んだりしてる時間の方が、モッタイナイ気がします。
お金なんて、みんな持ってませんよ。この御時世。でもね、
そんなこと言ってたら、いつまでたっても景気が良くなるわけないじゃないですか。
お金は、持って放してグルグル廻って大きくなっていくもんだと思いますがね。
だけども、食べ物に関しては、別格ですよ。せっかくの美味いもの残すなんてモッタイナイ。「少し前のエ〜チャンみたいですね」
持って、帰りましょ。お金払ったんですから・・・。

人間、いつか必ず死ぬんです。モッタイナイの人生設計なんかやめて ある程度は、欲しいモノ買って、食べたいもの食べて、自分を甘やかして、社会の景気対策に率先して参加しましょう。